人気ブログランキング | 話題のタグを見る
風邪薬のつづき
2008年 08月 31日
こんにちは、Nです。
薬のことについて無知な人間があまりいろいろ書いてはいかんかな、と思って、前回の書き込みでは実はちょっと端折ってしまったところがあったのですが、今一度、風邪薬のことについてもうちょっと書いておこうかなと思います。

こちら(Sydney)で薦められた薬は
Herron Paracetamol
です。薬が包装されている銀色の紙には
"Herron Paracetamol 500mg"と書いてあります。
僕にこれを薦めてくれた同居人は、
「一回に二錠飲めと言われたけど、僕はいつも一錠で効きます。」
と言っていました。
つまり彼は一回一錠=500mg服用していたということになるんだと思います。

それから、先日の書き込みで、弟くん薬剤師のコメントで削除した部分が実はあります。
彼は僕に、「日本ではアセトアミノフェンは一回200mgを処方される。でもこれはちょっと少なめなので、一回500mgぐらい飲んだらいいんじゃないか」とアドヴァイスをくれました。上の同居人のコメントと同じ量になります。

今、手元に新ルル-K錠の箱があるので、成分を見てみたところ、
9錠中の成分としてアセトアミノフェン900mgと書いてあります。15歳以上は一回3錠飲むよう指定がありますので、一度に服用されるアセトアミノフェンは300mgということになります。

というわけで、オーストラリアの風邪にはオーストラリアの風邪薬じゃないと効かない、というわけではなく、オーストラリアの風邪薬に含まれているアセトアミノフェンの分量が違う(多い)っていうことなんだと思います。というわけで、単純に量の比較から考えると、まあ多分ルルよりもオーストラリアで買うHerron Paracetamolのほうが効くんじゃないかと思われます。

じゃあルルも3錠じゃなくて5錠ぐらい飲んだらいいんじゃないの?という展開になりますが、ルルは総合感冒薬ですから、アセトアミノフェン以外も含んでいるわけで、飲む量を増やした場合に他の成分がどうなるかはわからないので、ちょっとルルをたくさん飲む方法はここではお薦めできません。(私個人としては、ときどき4錠飲んだりしますが。)

ここからは私個人の推測ですが、日本とオーストラリアで処方される量の違いは、これまでの医師や薬剤師の経験の違い、教育の違い、それから恐らく薬に関する法律が国によって異なることが背景にあるんだろうと思います。

おかげさまで風邪はよくなったようで、元気になりました。
雨も上がったようなので、図書館に行ってきます。


special thanks to Chic Education
special thanks to AGOS
special thanks to Drinkers Chamber Orchestra
by manakano1972 | 2008-08-31 11:09 | シドニー生活
<< ラマダーン、オペラハウス、St... 風邪薬 Herron Para... >>